人類と麺類って兄弟だよな?ども!テクテンです。
九州と言えば、やっぱり基本は「とんこつラーメン」なんですよ。ここ佐賀もとんこつラーメン店はとても多い。
そんなとんこつ主流のムーブメントの中、あえて「塩ラーメン」で勝負を挑んじゃったツワモノがいるのをご存知でしょうか?
その名も「唐津 らぁ麺 むらまさ」。シブい。実にシブいネーミングチョイス。で、最近このむらまささんの塩ラーメンにハマっちゃって、毎週通ってるわけなんですよ。
どんくらいウマいのかっつーと、「スープ最後までガッツリ飲み干しちゃう」くらいイケる。毎回、行くたんびにスープの一滴までいってしまうんですよねこれが!
唐津に来たら、とんこつも良いんだけど、このむらまさの一杯をぜひ食べて欲しい。今回はそんな「らぁ麺 むらまさ」の塩ラーメンを紹介しちゃいます!
中身をチェック!
飲み干せるスープ!あえての塩ラーメン
テクテン
これがらぁ麺 むらまさの渾身の一杯「塩ラーメン」。あ、これは「玉子」のトッピングありね
キラッキラの透明感のあるスープ、じっくり火を通した厚切りのチャーシュー、ほどよく主張するシナチクとワカメ。
正直、ビジュアルだけでもその完成度に唸ってしまったよ。もうね、美味い予感しかしないんだよなこの時点で。
さっそく実食だ!!
なんでこんなに優しくてコクがあるの?
まずはおスープを一口。
ちなみにぼくは普段ラーメンを食べる時に「まずはスープから」なんていうお上品な食べ方はしない。「食いたいものから食べる」。コレね。
そんなぼくが、思わずズズッとスープからいってしまいました。
テクテン
AZU
コクのあるしっかり塩味の効いたスープ。なのに、まったくしょっぱくない!!!
これが本当に絶妙で、決して薄いわけじゃないんだよね。きちんと舌にまろやかな塩味が伝わってくるのに、まったく塩辛くない。
その秘密は、地元佐賀県産のアゴ(トビウオのことね)や、みつせ鶏などふんだんにダシとして使ってるから、塩気をきつくしなくても深いコクを味わえるってこと!!
もちろん使われている塩は玄界灘の加唐島で作られる「一の塩」。
最後まで飲み干せるスープ。ぜひ一度味わって欲しい!
自家製の細麺はチュルチュルでスープに合う
この琥珀色に輝くスープに合わせるのが、自家製の細打ちストレート麺。これもいわゆる「にゅうめん」みたいにチュルチュルで、優しい味なんだよ。
嫁いわく、「飲んだ後にもイケるわ」ってくらいノドゴシも良く、どんどん箸が進んでしまう。麺は通常で130gと、ボリュームも充分。
小麦にももちろんこだわりが強いのがむらまさ。
- 紬(支那そばや御用達)
- ロイヤルストーン(北海道産)
使用しているのは主にこの2種類。店内には製麺スペースもあって本当の自家製麺が食べれるぞい!
なんなんだよこのチャーシュー!反則だろ!
チャーシュー食べたときのインパクトが強くてさ、写真撮り忘れちゃったの。だからこれはチャーシュー麺を頼んだ時の写真だよ!
サッパリ飲み干せるスープ、チュルチュルっと喉を通過していく自家製麺、この2つだけでも美味いんだよ。それに加えて、圧倒的なチャーシューが添えられることによってむらまさの塩ラーメンは完全体になる。
あっさり系の塩ラーメンに、いい感じで「コッテリ感」が上乗せされちゃう!!うーん、これは反則ですよむらまささん(;゚∀゚)=3
まずデカい!そして柔らかい!なのに、口の中でホロっと溶ける・・・。分からない、分からないよぼくは!!どうやったらこんなチャーシューが作れるの?
テクテン
唐津らぁ麺むらまさへのアクセス方法
いい門構えだぜ・・・。来るたびに、唐津でこのラーメンが食べれるって幸せを噛みしめてます。
場所はコチラ!
JR唐津駅からだと、徒歩で12〜13分くらい。歩きではちょっと距離があるかな。できれば車で行くのがオススメです!
駐車場も完備だから安心
もちろん駐車場も完備。お店に7〜8台は駐車可能。道路を渡って反対側にも駐車場があって、こちらも3台駐車できるよ。
店内も広々でゆっくり食べれるのがイイ
店内、かなり広いです。カウンター席だけで10席くらい、テーブル席も4つくらいある。
特にカウンター席は、一人ひとりの座席間隔がしっかりスペースを取ってくれてるのが嬉しい心意気。売れてるお店にありがちな、ギュウギュウで肩をぶつけながら食べるなんてことは一切ありません。
テーブルも4人5人なんかでも充分に座れるくらいの大きさだから家族連れで食べに行くのもいいね。もちろん全席禁煙なのでご安心を(外に灰皿あり)。
唐津らぁ麺むらむまさの塩ラーメンまとめ
そもそも、佐賀の隣には福岡っていういわば博多ラーメンの本場があるのに、なんで「塩ラーメン」を始めちゃったのか?ってところがまず気になるよね。
ザックリ言うと、「佐賀にはご当地ラーメンが存在しない」っていうのが塩ラーメン作りのきっかけ。
もともと唐津で事業を営んでいた店主さんが、唐津の名産でもある「玄界灘の塩」を使ったラーメンは作れないか?と考えて出来た試行錯誤の末の、奇跡の一杯ということだね。
むらまさは、2010年にオープンしていったんは人手不足で閉店。2015年に後を継いだ現在の店主さんで再スタートして現在も元気に営業中だよ!
佐野ラーメンの系譜はしっかりと受け継がれている
実はこの「らぁ麺 むらまさ」は、あの佐野ラーメンの創設者、故佐野実さんの最後のプロデュースの店なんです。使ってる小麦で「紬(支那そばや御用達)」ってのがあったのはそういうこと!
地方創生を掲げてオープンしたものの、いったんは閉店に追い込まれてしまったむらまさ。そんな中、「俺がやる!」と立ち上がったのが今の店主さんだそうです。
佐野さんの奥さんが当時のことをブログに残してくれています。
参考 唐津 らぁ麺 むらまさ復活サイト名ぼく自身も、サラリーマン時代に唐津の地方創生を掲げて転勤してきた身。そして失敗したんだよね。だから地方でビジネスを起こす大変さも少しは分かるし、応援したい気持ちが強いのよ。あ、もちろん、レビューは混じりっけなしのガチ評価で書いたからな!
「ガチンコ!ラーメン道」を見てた世代だし、佐野ラーメンの系譜を受け継ぐむらまさ、これからもウマいラーメン作ってくれよな!
ごっそさんだよ!
塩ラーメンって実はそんなにぼく食べなかったんだよね今まで。久々にシビれるラーメンに出会えたよ。
「佐賀にご当地ラーメンがない」ってのはもうこれで終わりだね。だって佐賀には、いや唐津には、玄界灘の塩を使ったウマい塩ラーメンがあるんだから。
久々に唐津らぁ麺むらまさにお邪魔。夏場だけど、あっさり完食できる塩らぁ麺。いつ食べても◎ (@ らぁ麺 むらまさ in 唐津市, 佐賀県) https://t.co/1ASIChDXgJ pic.twitter.com/NIhheRquy0
— テクテン (@tekuten3) 2018年7月24日
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