日本に生まれて良かった・・・!棚田に行くと毎回そう思うテクテンだよ!
5月は棚田のベストシーズンです!
というわけで、「何もない県」45位の佐賀県が誇る屈指の夕景、「浜野浦の棚田」に行ってきたぞ(≧∇≦)b
浜野浦の棚田は、夕景好きのカメラマンの間では知る人ぞ知る超有名スポット。
毎年、田んぼに水を張るこの時期になると、全国からプロ・アマ問わずたくさんのカメラマンが殺到している!!
「日本の棚田百選」にもピックアップされるほど美しい日本の原風景がそこにある。
日が沈み、棚田がオレンジや赤に染まる瞬間は・・・まさに切り絵の如し絶景。
テクテン
そんなぼくでも、この棚田を見ると、なぜか「哀愁の念」を感じずにはいられない!!
「日本に生まれて良かった!」そうみんなに伝えたいんだよ( ・`ω・´)
今回は、死ぬまでに一度は見てほしい日本の原風景「浜野浦の棚田」の見どころ、アクセス方法、注意点なんかも詳しくお届けするよ!
CONTENTS
佐賀屈指の夕景「浜野浦の棚田」の取扱説明書。
インスタ映え抜群の美しさ!
やはり何と言っても「美しい」。これに尽きます!
もちろん「日本の棚田百選」にも選出され、「佐賀県遺産」にも認定されちゃってます。
まさしく佐賀が誇る名景。
空は黄色と赤の焼けるような濃いグラデーション。
夕日は玄海の水面を柔らかく照らし出し、棚田を金色と黒で縁取った切り絵のような世界に変えてしまう。
自然と人間が生み出した、芸術的な景色です。
こちらはまだ日が沈む前の棚田の表情。
段差が美しい棚田の隅々まで「黄金」で染め上げていきます。
こちらはカメラの設定を少し変えて撮影してみたもの。
青みがかった棚田が幻想的な世界を作り上げてるね。
後ほど、初心者でも簡単に「浜野浦の棚田」を簡単にキレイに撮る方法を紹介するよ!
類を見ない奇跡のロケーション
なぜこんなにも浜野浦の棚田は美しいのか?
秘密はその「ロケーション」にあるんです。
途中で #rx100m3 のバッテリー切れて悲しかった(´・ω・`)#浜野浦の棚田 #浜野浦#写真好きと繋がりたい pic.twitter.com/0m1PCneEZz
— テクテン (@tekuten3) 2018年5月4日
- 棚田が玄界灘に面した作りになっている
- 棚田が西方向に開けた作りになっている
- 太陽の動線に障害物がない
海に面した作りになっていて、真西に向かってガッと視界がひらけてます。
そして太陽が沈む動線に障害物がほぼありません。
つまり、棚田→海→太陽 の間に障害物がほぼなく、西に沈む夕陽を確実に見ることが出来ちゃう!!
そんなロケーションなんですよ。
この3つの条件が奇跡的に成立しているのは浜野浦の棚田くらいでしょうマジで・・・。
プロ・アマ問わず多くの写真家が憧れ、そして虜になる
これだけの奇跡的な状況が作り上げた棚田の原風景。
憧れるカメラマンは大勢います。
毎年ゴールデンウィークのピークを迎えると、ガッチャガチャに賑わいます!
今年も見てください。こんな田舎にこれだけの人が・・・!
カメラマンだけじゃないよ。
佐賀のマスコミが来たりもして、ニュースとして取り上げられます。
「棚田」でこれだけ話題になるとこってそうそうないですよ?
ちなみにぼくも浜野浦の棚田には3年前くらいから通っているぞ( ・`ω・´)
初めて行った時は大阪から6時間くらいかけて見に行った!!
棚田に映える花火。
日本ってええなあ(•ˇωˇ•)#浜野浦の棚田#写真好きと繋がりたい #棚田 #写真 pic.twitter.com/LP6lHN3cMP— テクテン (@tekuten3) 2018年5月4日
今回は天気もよく本当に夕陽と棚田の織りなす景色は抜群に神秘的でした。
ちなみに、今年は5/4限定で「花火」も上がっちゃいました!
地元の消防団の方、ありがとうございました(≧∇≦)b
↑花火の様子はYoutubeにUPしたのでチェックしてみてね!!
「恋人の聖地」とも呼ばれてるぞ!
浜野浦の棚田はカメラマンだけの場所じゃない!!
「恋人の聖地」としても有名なんだぜ?
しっとり夕陽に焼ける棚田を見ながらデートしてるカップル、夫婦もたくさんいる。
棚田展望台には「エターナルロック」っていうモニュメントもあって、カップルの記念撮影もココでバッチリ!
更に、恋人同士の絵馬をかける場所もあるよ。
※絵馬は売店で売ってるよ♪
デートスポットとしても非常に優秀な浜野浦の棚田。
棚田を見ながらデート、なんて都会では味わえない。オシャレなデートだよね(≧∇≦)b
↓そんな浜野浦の棚田への詳しい行き方を解説↓
浜野浦の棚田へのアクセス方法
棚田の場所はココ!
付近の駐車場は「第一駐車場」と「第二駐車場」の2箇所のみ。
第一は展望台のちょっと北。徒歩1分くらい。4〜5台くらいのスペース。
第二は展望台のちょい南。徒歩1分ほど。こちらは10台くらいのスペースあり。
もちろんトイレもあり。
GW期間などピーク時はとてもじゃないけど駐車場は確保できない!
※よっぽど早い時間に場所取りに行けば停めれます。
駐車場が確保できない場合は、大変申し訳無いけど道路の邪魔にならないようなところに駐車させてもらう。
あるいは後述するバスを利用するかだね。
くれぐれも他の車や近隣住民の邪魔にならないように気をつけよう!
ナビには出てこないから注意!
浜野浦の棚田のまわりは山と海しかないので、ピンポイントで検索に出てくるナビは少ない。
我が家のカロッツェリアのナビでも出てこない!
棚田の2〜3km南に「玄海海上温泉パレア」があるので、そこをいったん目的地にして北上すると分かりやすい。
もしくはナビで直接棚田付近をタッチパネルで指定しちゃって行くという手もある。
実際に棚田まで来ると、看板も出てるし、まわりに他に目立つものもないのですぐに分かるよ!!
博多からアクセスする場合
九州以外の人の場合、殆どが新幹線か飛行機で博多を経由して行くことになりますね。
その場合の行き方を書いておくよ!
博多駅から唐津までの移動方法は電車とバスの2種類!
高速バス「からつ号」が安いし楽だしオススメ!本数も多い。
- <バス>博多駅から「高速バスからつ号」で「大手口バスセンター」(1時間30分)
- <電車>博多駅から「福岡市地下鉄空港線」で「唐津」駅へ(1時間30分)
唐津から浜野浦の棚田までの行き方も二通り!
免許があるなら、レンタカーを借りることを強くオススメする!
- <レンタカー>唐津駅でレンタカーを借りて浜野浦に直接行く(40分)
- <バス>大手口バスセンターから呼子方面バスで「浜野浦バス停」へ(1時間〜3時間くらい)
バスは路線が複雑なのと、何より田舎なので本数がめちゃくちゃ少ない。
帰りに乗り遅れたらもうアウト。
まわりには何もないし、途方に暮れて野宿するか、自力で人のいるところまで下山するか・・・。
テクテン
田舎道だけど、舗装もしっかりした普通の道路だし、峠のようにきついヘアピンカーブがあるわけでもない。
運転が苦手な人でもさほど苦労せず棚田に行けるよ。
交通量も少ないので後ろから煽られるってこともない。
まぁ佐賀県民にそんなヤカラは居ないのでご安心を(≧∇≦)b
高速バス「からつ号」と普通のバスの詳細はこちらの「昭和バス」で確認してね。
レンタカーはこちらの「駅前レンタカー」をチェック!
あると便利!持っていくべきもの
- 防寒着(これマスト)
- キャンプ用のチェア or ブルーシート
- 飲み物や軽食
- ※三脚(デジカメで写真を撮るなら)
あると便利な持ち物はこんな感じ。
とにかく、浜野浦の棚田は寒い。ガチで寒い。
「5月?春でしょ?ww」
とか言って薄着で行ったら凍え死ぬぞ!!
さっきも書いた通り、玄界灘から棚田まで何も遮るものがない。
抜群な視界ということはつまり、海風もガンガンダイレクトで来るってことだ!!
マジで舐めてると痛い目に合う。
春服+シェルパーカ でもちょっと寒いくらいだ。
温かい格好を心がけてください(≧∇≦)b
それからイスかブルーシート。
移動が自家用車じゃないならシートを持っていったほうがいいかな。
特に、夕方から日が沈むのを待機する人はこういうのあった方がいいですよ。
ベンチもあるけど、場所取りでカメラ置くならなかなか席外せないしね。
着くまでに何箇所かコンビニはあるけど、棚田から歩いていけるレベルの距離にそんなものはない。
飲み物、軽食は確保しておくべし。
棚田を簡単にキレイに撮影するポイント!
AZU
ボッコちゃん
テクテン
ちょっとしたコツさえ気をつければ棚田は誰でもキレイに撮れるんです。
高級なデジタル一眼レフも要らんのです。
そんな方法を紹介しますよ(≧∇≦)b
撮影には曇りがくらいがちょうどいい
実はこれが一番のポイント。
晴れより曇りの日が狙い目なんです!!
- 晴れだと太陽が明るすぎて白飛びする
- 曇りのほうが空が赤やオレンジに染まりやすい
↑こんな風に、雲ひとつない明るい空だと太陽光が強すぎて、確実にボヤケて白飛びします。
これはどんなに高級な機材を使っても一緒です。
盲点だけど、曇りの日が実は棚田の撮影には向いてるんだよね!
ほどよく太陽光が遮られるので、夕陽が赤やオレンジになりやすいのです。
赤くなるってことは、反射する水田も赤や黄色に輝きやすいってことですよ!
カメラのオススメ設定を紹介
次にカメラ設定を教えちゃいます!
一眼レフでもミラーレスでも、コンデジでも一緒の設定でOKです。
- 絞り優先モードに設定(Aモードってやつ)
- 絞り(F値)をF9前後に設定
- ISO感度100か200くらいの低めで
- ホワイトバランスを「曇天」とか「曇り」に設定
- 露出補正を−1か−2くらいにする
これで充分です!
浜野浦の棚田は100%逆光での撮影になるので、コントラストが強く出るようにします。
F値を絞って、風景全体をカリカリに描写させ、ホワイトバランスで赤やオレンジを濃い目に味付け。
これで綺麗な景色をキレイな写真に収めることができるよ(・∀・)
構図は縦・横どちらもオススメ!
構図は縦でも横でもどちらでも似合うからあんま気にすんな!w
ただ1つ注意しなくちゃいけにことがあるのね。
空を広めに映そうとすると↑の写真のように「電線」がどうしてもフレームに入っちゃいます。
これを「風景の一部」として考える人はそのままでいいし、「入らないほうがいい」って人は少し空を狭めに写せばOK。
ぼくの撮った画像も電線入ってるのと入ってないのがあるでしょ?
ぼくはあんま気にしないけどねw
ぶっちゃけ「一眼レフ」なんか要らないですよ?
ご覧の通り、浜野浦の棚田はプロ・アマ問わずたくさんのキャメラマンさんたちの聖地です。
ここには映ってないですが、この更に下の段は棚田にもより近く、この人数よりも遥かにたくさんの撮影者でごった返してます!
その方たちのキャメラといったら、それこそ波動砲みたいにドデカい一眼レフで芸術作品の撮影に命をかけてらっしゃるわけです。
「そんな猛者に混じってコンパクトデジカメやiPhoneで写真を撮るのは恥ずかしい・・・(´・ω・`)」
とか思ってませんかそこの奥さん??
ドンッ!!
ぼくはコレ一台とiPhoneのみで乗り込みましたよ?
こんなちっさい、いわゆる「コンデジ」と呼ばれる初心者用キャメラですな。
これで歴戦のキャメラマンたちの人混みをかきわけ、いい構図を取りにいっちゃう。
信じられる?
この写真たち、<一眼レフ>で撮ったものじゃないんですよ。
さっきのちっこいカメラと設定で、こんな隅々まで解像された美しい写真が簡単に撮れちゃうんだよ。
しかも、JPG撮って出しですよこれ? Photoshopなんかの加工は一切なし。
いや、自分で言うのもあれなんだけどさ(;・∀・)
撮って出し= 画像を加工せずに撮ったままの写真のこと。
あ、もちろんブログ用にリサイズして圧縮してるのでオリジナルより全然荒いです。
写真ってのはさ、機材じゃないのよ。
いかに撮って楽しいか、見返したときに思い出が蘇るか、その切り取った絵の中に、どんな意味を見い出すのか?
これが重要なわけですよ。
堂々とコンデジでもiPhoneでも撮っちゃってOKなんです。
否、「撮りたい!」って心が感じたのなら撮るべきです。躊躇する必要なし。
ちなみにぼくの使ってるコンデジはコレです。
小型なくせに、ものスゴい解像見せますよ。
風景にも人物にもオススメです(≧∇≦)b
作例として圧縮なしのオリジナルサイズの画像置いておきます。
気になる方はチェックしてみてね!
※4Mあるのでご注意を!
棚田を楽しむ時の注意事項
地元農家の方へ迷惑をかけてはならない
さて、こんな美しい姿を見せてくれる浜野浦の棚田。
それは一重に、田んぼを綺麗に耕してくれている農家の方のおかげです。
観光地化している棚田ですが、ここは普通の水田であり、お米を作ってます。
一般農家の方の私有地なんです。
- ゴミは捨てない!持ち帰る!
- 車を吹かさない!馬鹿騒ぎしない!
- 棚田に侵入して撮影とかは絶対ダメ!
- 勝手に農作業をしてる人を撮らない!
とても当たり前のことだけど、人様に迷惑をかけるような行為は厳禁です。
美しい日本の原風景を、次の世代にも引き継いでいけるよう、我々もできる範囲で協力していきましょう(≧∇≦)b
「浜野浦の棚田」まとめ
佐賀屈指、いや日本で屈指の夕景「浜野浦の棚田」のオススメポイントをまとめておくよ!
- インスタ映え間違いなしの圧倒的な美しさ
- 奇跡のロケーションの両立がこの美しさの秘訣
- 多くの写真家の憧れでありニュースにもなっちゃう
- 恋人の聖地なのでデートもOK!
- 初心者でも簡単にキレイな棚田を撮れます♪
正直、アクセスはいいとは言えない。むしろかなり不便。
そんな不便なとこにこれだけ人が多く集まるってことは、そういうことなんだよね。
「棚田が好きでよく写真を撮りに行ってる」
って周りに言うとさ、だいたいの人が、
「へー変わってんね、田んぼ撮って何が楽しいの?(馬鹿なの?)・・・」
みたいなリアクションするんだよねw
そんな考えは180度ひっくり返しちゃいますよ?浜野浦は。
んで、「日本で生まれて良かった、日本って素晴らしいな」って思わせてくれます絶対。
決して裏切りません。
どこか郷愁の気持ちを思い起こさせてくれる。
そんな棚田がここ「何もない県」佐賀県にはあります。
あなたも一度見に来ませんか?
ではでは、テクテンでした(=゚ω゚)ノ
九州の絶景スポットをお探しですか?コチラもオススメです。





[…] […]